学習班担当 【聞こえ方の違いを知る勉強会】
- 広報班 いちょうの会
- 3月10日
- 読了時間: 4分

「聞こえ方の違いを知る勉強会」をテーマに、聞こえない人や難聴者の皆さんから、日常生活でのリアルなお話を伺う勉強会でした。

◆ 補聴器=「聞こえる」ではない
補聴器をつければすべてがはっきり聞こえる、と思っていませんか?
実際には、聞こえる人たちと同じように聞こえるわけではありません。
• 音は聞こえてもエコーがかかっているかのように不明瞭で言葉の弁別(聞き分け)が難しい
• 音が一斉に入ってきて頭が痛くなる
• 雑音(雨音・風の音・機械音など)が大きくなり、聞きたい声がかき消される
• ハウリング(ピーという音)が起きることがある
• 付けても付けなくても聞こえないから、そもそも付けない
• 補聴器をつけていないとまっすぐ歩けない(バランスが取りづらくなる)
など、聞こえ方や補聴器の効果は個人差が大きく、人によって様々。
日常では補聴器を外している方もいるなど、状況に応じた使い方をされていることも知りました。
また、運転免許では「補聴器装用」が条件となる場合があります。免許センターで後方からの音が聞こえるかどうかを確認し、合格すれば「補聴器使用」を条件に運転が認められる等があります。そのため、補聴器をつけているという声もありました。
【補足: 運転免許は補聴器装用が条件の方もいれば、補聴器装用でなくてもワイドミラーと聴覚障害者マークを付ければOKの方もいます。】
◆ 「聞き間違い」はなぜ起きる?
難聴者の方の場合
「紙」と言われたのに「鍵」と聞こえる。
「どれか一つどうぞ」が「全部どうぞ」に聞こえる。
言葉の一部が抜け落ちることで意味が大きく変わってしまうことがあります。
「普通に会話ができている」と見えても、実際には口の動きを見ながら推測や経験で補って理解している場合も多いそうです。
◆ 大きな声で聞こえるとは限らない
「聞こえないなら大きな声で話せばいい」と思われがちですが、難聴者からの意見からは
• 音が強すぎてつらい
• 怒られているように感じる、という声もありました。
大切なのは声の大きさよりも、
• 口元が見えるように話す
• 指さしや筆談を使う
• 必要に応じて手話を添える
といった配慮です。
「ありがとう」だけでも手話で伝えてもらえると、とても嬉しいというお話もありました。
◆ 場面によって変わる困りごと
•電車の遅延放送が分からない
•(難聴者)カラオケや騒がしい飲み会は会話 が難しい
•スポーツによっては危険を感じることがある
•補聴器を外すとバランス感覚に影響が出る場合もある
聞こえの程度や体の状態によって、できること・苦手なことは本当に人それぞれです。
◆ 聴力検査や身体障害者手帳について
聴力は変化することがあり、定期的に検査を受けている方もいれば、等級によっては定期的な検査を受けることが不要な方もいるそうです。
新生児聴覚スクリーニング検査の話や、手帳取得までに複数回の検査が必要なことなども共有されました。
◆ 情報保障の大切さ
講演会などでの、
• ノートテイク(要約筆記)
• 手話通訳
の違いについても話題になりました。
手話通訳は会話とほぼ同時進行で伝わるため、理解しやすいという声がありました。

【まとめ】
一口に「聞こえない」「難聴」と言っても、聞こえ方・困りごと・感じ方は本当にさまざまです。
今日の学びを通して得たことは、
「決めつけないこと」「本人に聞くこと」「伝え方を工夫すること」 の大切さでした。
司会、会長からは、これからもサークルでは互いに理解を深めながら、誰もが安心して学べる場をつくっていきたいと思います、と締めくくられました。
お話ししていただいた皆さま、貴重なお話をありがとうございました。
📢 次回の見学日は《3月11日 音楽室🎵》です!
経験者の方も、初心者の方も大歓迎✨
少しでも気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせください😊
皆さんのご参加、お待ちしています~!🙌









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